TOEIC450から700ぐらいまではなんとかなった勉強法

仕事柄、年に数回はアメリカ合衆国を中心に海外へ出張している。一回の出張期間は1ヶ月から1ヶ月半程度。英語が喋れなくてもある程度仕事にはなるが、SUBWAYでサンドイッチが注文できなければ生活できない。(意識しなければ生野菜を得るのは難しい…)
というわけで、誰の役に立つかはわからないが(あるいは誰の役にも立たないかもしれないが)、僕がTOEICスコアを450から700に上げるのに行った勉強法を紹介したい。

1. 英語耳をつくろう!

初めての出張が決まり、最初にやったことは英語を聞き慣れることだった。僕のごく個人的な意見だが、日本語と英語は発音がかなり違うために、ある程度慣れていなければ単語を聞き取ることすら難しい。また、聞き取れなければ発音することは困難と言える。そこでとことん英語を聞きこむために、Huluと契約しアメリカのドラマをひたすら見続けた(月額980円で見放題なのは非常にコスパが良かった)。アメリカのドラマは1話約45分、朝は出勤前に1〜2話、帰宅後寝るまで3〜4話、週に1シーズンのペースでこなしていった。最初は字幕に集中してしまっていたが、徐々に慣れて耳と目の両方からストーリーを取り込める様になった。Huluは古いものから最近のものまでいろいろなジャンルのドラマを取り揃えているので、気に入ったら見続ければいいし、気に入らなければ別のドラマにどんどん切り替えていけば良い。
僕がハマったドラマを列挙しておく。自分でも意外だったが、FBIモノにずいぶんとハマってしまった。

• Glee : 日本でも有名になった歌って踊る部活モノ
• gossip girl : 途中まで観た。影響されて観ている期間は浪費傾向にあった…
• BONES : 遺体の骨から事件を解決する刑事ドラマ。初めてのFBIモノ。(主人公はFBI所属ではないが…)
• Criminal mineds : 犯罪者心理をプロファイリングして連続殺人の次の一手を先回りする感じのFBIモノ。突入するシーン(片手で銃を持ち、もう片手で懐中電灯を持って様子を伺いながら部屋に入っていく)をアメリカ人の前でやったら大ウケだった。
• FRINGE : 超常現象がどんどん起こる系のドラマ。FBI…だったかな?

2. 文法のおさらいをしよう!

中学高校と英語を学んできたが、はっきり言って一切身についていない(実践において一切役に立たなかったという意味で)。僕はフォーマルな場合を除き、会話において文法はあまり重視されないと考えているが、一方で三人称単数の場合に動詞に付く"s"や、名詞の複数形の"s"などはよく指摘された(彼らにとっては強い違和感があるようで…)。
聞いていれば段々と慣れてくるが、この辺りはTOEICでも点の取りやすいセクションなので集中的に勉強した。

社畜の皆さんは時間が無いと思うので、一日20分でできる勉強法(というか教材)を紹介しよう。教材に多少のお金をかけてもいいがとにかく時間を節約したいというタイプの方は、この教材を何冊も買って(種類もたくさんあるので)どんどん書き込んでどんどん処分していくと良い。

新TOEICテスト書き込みドリル 全パート入門編 書いて覚える28日間完成!

新TOEICテスト書き込みドリル 文法編―書いて覚える20日間完成!

新TOEICテスト書き込みドリル リーディング編―書いて覚える20日間完成!

3. あとは実践あるのみ。機会があったらどんどんしゃべろう!

"Can you speak English ?"と尋ねられたら、大抵の日本人は"No, I cannot speak English."と答えるだろう。英語で…
これは"滅相もない!英語なんで喋れませんよ!"と謙遜を込めて言っているのだと思うが、僕の出会ったアメリカ人たちは口をそろえて"それって喋れてるんじゃないの?"と言っていた。英語が喋れる様になるにはやはり喋りまくるしかないわけで、とりあえず"Yes, I can!"とかなんとか言っておけば良い。相手だってきっと完璧な英語は期待していないし、もし私の(あなたの)英語が間違っていたりニュアンスがわかりにくかったとしても、"それってこういうこと?"と確認してくれるので安心していい。(もし聞き返してくれなくても僕を責めないでいただきたい…)

紹介しようなどと言っておいて、結局ドラマみてドリルをやっただけかよという感じだが、僕としては他の人でも効果があるか知りたいので誰か試してくれないだろうか…(効果には個人差があります)